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宮司プレス
宮司 柴田宣夫
宮司プレスとは…
月1回発行する季節を交えた話題・
祭典行事のご報告する季刊誌です。
最新号  
一 第二十六号 (一面)
発行 平成二十年七月三日

 

◇宮司の柴田です。 
先代典行宮司が、御神殿東側に植えた紫陽花(あじさい)が、薄紅(うすくれない)や水色の花を咲かせました。 雨露に、ひと際あざやかです。

◇七月は、文月(ふみづき)です。
 七月七日の七夕(たなばた)行事に、詩歌を牽牛(けんぎゅう)織女(おりひめ)の二星に献じたり、書物を開いて夜気(やき)にさらす風習があるので文月という説があります。 また、稲の「穂含月(ほふくみづき)」や「含月(ふくみづき)」が省略されて「文月(ふづき)」となった説もあります。 実は、「年」というのは稲の事であります。 一年の季節の移ろいはそのまま稲作の過程、プロセスそのものでありますし、「ネン」という語句が豊作を意味する「稔(ねん)、稔(みの)り」に通じます。 従って、文月という呼称やそれぞれの月の名称にも、日本人のお米を尊ぶ気持ち、大自然の恵みを神に祈り生活してきた御先祖様のいとなみをうかがう事ができるのではないでしょうか。

◇今、日本の国の食料自給率がどれくらいかご存知でしょうか。 アメリカが百四十パーセント、イギリスが七十パーセントを超えているのですが、日本は四十パーセントを割っています。 お米とサツマイモだけが百パーセントを保っています。 まさに日本はお米の国なのです。 

◇米一粒にも七柱(ななはしら)、七人の神様が宿っていると考えられていました。 一回の食事で私たちは、どれだけの神様の「おみたま」や「みたまのふゆ」を頂いているのでしょうか。 有り難いですね。 仏教でも、お米を舎利(しゃり)といって、お釈迦様(しゃかさま)の骨に見立ててきましたし、お米を神聖(しんせい)なものとして大切にしてきたのです。 飽食(ほうしょく)と言われる現代ではその聖性(せいせい)が失われつつありますが、白い御飯を食べる事無く一生を終える人も多かった古い時代や、「銀しゃり」といわれた戦前戦後の苦しかった時代、年に一度、黄金の稲穂から生れ出るお米は、この上なく貴いものであり、秋の収穫、穫(と)れたてのお米である「お初穂(はつほ)」は、まっさきに神様に捧げられたのです。 そして、そのお供えのお下がりを神様からの「賜りもの」、「賜(た)ぶ物、給(た)べ物」と感謝して頂くのであります。 当宮でも毎朝午前六時過ぎには日毎の御日供祭(おにっくさい)を御奉仕し、その日の「お初穂」のお供えを欠かしませんし、参拝の皆様にも「御神供米(おみくま)」としてお頒(わか)ちしています。

◇私という漢字は、「禾(のぎへん)」に「ム」ですが、「禾」は「カ」と読み穀物の事で、「ム」は肘鉄(ひじてつ)の事ですから、「私」という漢字は、穀物を独り占めにしている状態を表しています。 私利私欲、私服を肥やすなど余りいい意味に使われませんね。 現代人は、「アトム」化していると言われます。それは、公共の一員としての自覚がなく、常に自分中心に自分勝手に行動をする「私化(わたくしか)」しているのであります。 やはり、公に生きていかなければならないと思います。 そこで、肘鉄の状態「ム」の腕をおろして皆で手をつなげようと、この「ム」に「八」をのせると「公」という字になるのですね。 原油の高騰や相次ぐ値上げ等我々の生活を危うくする深刻な事態が続いていますが、こんな時こそ、神様の「給(た)べ物」を頂いて命をつないでいくという事に感謝を捧げながら、分かち合う「公」の心で運命共同体としての地域社会を築きたいものです。 御自愛下さいましてお過ごし下さい。

 
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ニ 第二十六号 (ニ面)

発行 平成二十年七月三日

 

◇ 六月の祭典行事の報告
 ▼維蘇志会境内草刈奉仕作業 *六月六日
 ▼海士郷恵比須神社例祭 *六月十日
   
 *祝詞奏上する柴田宮司
  
 *当宮夏越祭の御神幸祭海上渡御の御座船
  (御神輿に御乗船頂く船を二隻を選出する神占神事を行う柴田宮司)

 ▼貴布禰稲荷神社例祭奉仕 *六月十四日
 ▼朝粥会開催 *六月二十日
 ▼先代典行宮司三年祭斎行 *六月二十日
 ▼奉賛会総会開催 *六月二十九日
 ▼大祓式斎行 *六月三十日
   
 
◇ 七月の祭典行事予定
▼七社祭(六連島)*七月九日
 ▼福浦金刀比羅宮月次祭 *七月十日
 ▼天満宮例祭(竹の子島町)*七月十五日
 ▼朝粥会 *七月二十一日早朝
どなたでも参加できます、祈願祭の後 宮司講話、お粥を食します
 ▼夏越祭
   ▽田の首八幡宮 *七月二十四日
   ▽六連島八幡宮 *七月二十五日
各家を戸別に訪問し家内安全祈願のお祓いをします
   ▽彦島八幡宮
   *前夜祭 七月二十九日
   ※茅の輪をくぐってお清めしましょう!
   *御神幸祭 七月三十日
   ※御神輿が彦島をまわります
   ▽恵比寿神社(海士郷町) *七月三十一日
 
◇ 七月の宮司の予定

 ▼夏越祭挨拶まわり *七月三日 
 ▼夏越祭行事委員会出席 *七月三日
 ▼山口県神社庁支部長・事務局長会議、
    教化委員会出席の為山口出向 *七月四日
 ▼山口県八幡宮会出席 *七月七日
 ▼玄洋公民館運営審議委員会出席 *七月九日
 ▼山口県神社庁下関支部式年遷宮対策委員会出席
   *七月九日
 ▼美祢社会復帰促進センター教誨活動
  *七月十四日、二十八日の二日間
 ▼神職養成講習会開講奉告祭奉仕、
    開講式出席(八月に五日間、
   十時限の「神社神道概説」の講義を担当予定)
  *七月二十一日、神社庁出向
 ▼玄洋中学校PTA地区懇談会出席
  *七月二十五日

 
 
 
 
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